東京電機大学出版局より書籍「リファクタリング」が発売されました。
リファクタリングという技法は、アジャイル開発のプラクティス(実践手法)の1つとして発展してきた。しかし現在では、リファクタリングという言葉そのものは、「コードをきれいにする」という程度の一般的な意味で、ソフトウェア開発者なら聞いたこと、使ったことがある方が多いだろう。しかし、その意義・意味をどれだけ正確に理解していただいているだろうか。
リファクタリングといえば、原典はマーチン・ファウラー著『リファクタリング』で
ある。原典は「カタログ」として手元に置いていただきつつ、そのカタログに掲載されて
いるリファクタリングを組み合わせた比較的大きなレベルの設計の変更を行ない、
リファクタリングの意義や進め方を進め方を理解していただこうというのが、
本書の目的である。
1章:リファクタリング概念
2章:既存コード改善手順
3章:リファクタリングとパターン
4章:コンポーネントレベルのリファクタリング
5章:組織的なリファクタリング