ReeLについて

株式会社日立ソリューションズは、大規模・日本向けのアジリティソフトウェア開発手法を推進しています。

そして、株式会社日立ソリューションズのHybrid Agile手法から骨組みの部分を抽出して公開したものが Open@ReeL となります。
どなたでも、無償でご利用いただけます。

Open@ReeL の背景

ReeL は、アジャイル開発手法を日本の環境に適用するところからスタートしました。

欧米で発達したアジャイル開発が想定する前提は、日本のソフトウェア受託開発の現場とは異なっています。
特に、契約面を含む対顧客の関係において、その差は顕著に見られます。
一括請負のソフトウェア受託開発に比べると、アジャイル開発では顧客側により多くのリスク負担とメリットをもたらします。 その為、ソフトウェア受託開発の現場では、アジャイル開発手法をそのまま適用しにくいのが現状です。

ReeL では、SIビジネスにおいてアジャイル開発手法の仕様変更に強いメリットを如何に取り入れるかを問題解決領域としています。

Open@ReeL の特徴

ウォーターフォールとアジャイルの融合

ウォーターフォールのV字モデルの底辺に、アジャイル開発の要素を取り入れるようにしています。
アジャイル開発の持つ要求変更のダイナミズムが低減する半面、頻繁なフィードバックによる開発の見える化や継続的な改善効果といったメリットを取り入れることが可能となります。

導入のハードルを引き下げて、アジャイル開発の最初の一歩として、日本のSIの現場で使えるプロセスを目指しています。

ウォーターフォールとアジャイルの融合

スコープ調整可能な契約形態

請負契約では、事前に納期と成果物の内容を決定する必要があります。
しかし、スコープを固定してあっても、要件変更は発生してしまうのが実情です。
ReeL では、そのような要件変更を積極的に取り入れられるようにします。

請負契約のような固定されたスコープをスタート地点としつつ、要件変更の余地を加味した契約形態を基本とします。

スコープ調整可能な契約形態

図は、説明のため簡略化しており、実際のツールとは異なります。

修正コストの低減

アジャイル開発手法は、低いコストで変化を受け入れる仕組みを備えています。
修正コストを低減するため、ドキュメントの軽量化等に加え、アジャイル開発手法の各種プラクティスを実践します。

修正コストの低減

修正コストの低減 概略図

Open@ReeL のプロセス定義

Open@ReeL の概要(PDF - 1.61MB)

弊社サービスについて

ReeL に関連して、以下のサービスを提供しております。

修正コストの低減

Open@ReeL は枠組みとなりますので、各社の状況に応じてカスタマイズして利用することが必要です。
また、その前提としている特性から、アジャイル開発プロセスをそのまま適用した方が好ましい場合もあります。

各社固有の開発プロセスのひな型として、Open@ReeL の適用の是非を含めて、トータル的にアジリティ開発の導入をサポートします。

アジリティ開発導入トレーニング

Open@ReeL においては、プロセスの策定と同時に、内部でアジャイル開発手法の各種プラクティスを実践する必要があります。
弊社では、プロセスの根底となる考え方の習得や、各種プラクティスの実践方法の学習を効率的に進める為のトレーニングメニューを整備しています。
コンサルティングと併せて、各社の実状に則したトレーニングメニューをご提案致します。

お問い合わせ

ご不明な点がございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。

株式会社テクノロジックアート 営業部

〒107-0062 東京都港区南青山3-13-22 善光堂ビル7F
TEL:03-5413-3788
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