2013年12月6日(金)に「ハイブリッドアジャイルの実践」セミナーを開催いたします。
アジャイル開発は一時の流行の域を脱し、国内でも本格的なエンタープライズ適用事例が増えつつあります。しかし、それらの全てが成功している訳ではありません。
欧米発のソフトウェア開発方法論であることから、価値観や商習慣、職場事情等が異なる日本の開発現場にそのまま持ち込むと、種々の課題に直面します。
本セミナーでは、その有力な解決方法として「ハイブリッドアジャイル」を紹介します。
俊敏さを旨とする軽量なプロセスと、大規模案件で脈々と培われてきたウォーターフォールモデルの利点とを融合したプロセスです。国内大手ユーザー企業における実プロジェクトのキーマンが登壇し、数々のアジャイルプラクティス、マネジメント手法、ツール活用について貴重な経験知を披露します。
また来場者特典として、抽選で書籍のプレゼントもご用意しておりますので、お申し込みはお早めに。
セミナータイトル | 「ハイブリッドアジャイルの実践」セミナー |
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開催日時 | 2013年12月6日(金)13:30~16:45 (13:00 開場) |
会場 |
全国家電会館(東京都文京区湯島3丁目6番1号) |
定員 | 80名 |
対象 | エンタープライズシステム構築に関わる企業の情報システム部門、または関連情報システム会社、システムインテグレータ、コンサルティング会社、開発会社など |
参加費 | 無料(事前登録制) |
主催 | 株式会社リックテレコム、株式会社テクノロジックアート |
時間 | セッション概要 |
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13:30~13:35 | 開会のご挨拶 |
13:35~14:25 | スペシャルセッション 「欧米流アジャイル開発導入の問題点と克服方法」 XPやスクラムなど欧米のアジャイル開発プロセスを日本の現場に導入することは、難しいのが現実です。 この状況で、問題がどこにあるのか、どのように対応すればよいのかを解説いたします。 克服方法をきちんと考え、対応すれば、日本でもアジャイル開発は可能です。 今までの多くの企業へのコンサルティング経験を踏まえて、お話しいたします。 講演者:株式会社テクノロジックアート 代表取締役 長瀬 嘉秀 |
14:25~15:20 | セッション1 「ハイブリッドアジャイルの解説編 (どのように開発プロセスを作成したのか)」 日立ソリューションズでは、10年以上アジャイルプロセスの適用に取り組んでいますが、全てのプロジェクトで、成功しているわけではありません。 初期の頃には、スクラムやXPの教えをそのまま適用しようとしていたのですが、適用可能なプロジェクトにも限界を感じていました。弊社が主に対象としている大規模なユーザーアプリケーション開発には、日本のソフトウェア開発の特徴もあり、アジャイル適用は諦めていた頃もありました。今では、アジャイルのノウハウも溜まり、プロジェクトの特性に合わせて、アジャイルの適用工程や適用するプラクティスを選択していくという方法を取っています。 本セッションでは、著書の中にある「ハイブリッドアジャイルの実践」の中からどのようにアジャイル適用していったのかの考え方と、実際のアジャイルの成功と失敗プロジェクトの例を紹介します。また、エンタープライズ開発への適用例からどのように開発プロセスを策定していったかを中心に紹介をします。 講演者:株式会社日立ソリューションズ 奈加 健次 氏 |
15:05~15:20 | 休憩 |
15:20~16:15 | セッション2 「ハイブリッドアジャイルの実践編 (どのように開発プロセスを実践したのか)」 「ハイブリッドアジャイルの解説編」の内容を踏まえて、実プロジェクトで具体的にどのように開発を行ったかを紹介します。 ・試行プロジェクトの概要・・対象システムの概要、スケジュール、体制・役割 ・プロセス・・・開発プロセスの概要、イテレーション計画、開発(タスクの消化)、レビュー方法、レトロスペクティブ ・開発プロセス・・・テスト駆動開発、回帰テスト自動化、継続的インテグレーション、リファクタリング ・保守ドキュメント・・・作成目的、作成手順、実施結果 ・管理方法・・・進捗管理、イテレーティブ変更管理 ・開発結果・・・開発実績、成果物、会議の実施結果、教育の実施結果、ツールの適用結果 講演者:株式会社日立ソリューションズ 和田 良 氏 |
16:15~16:30 | 質疑応答、閉会のご挨拶 |
16:45 | 閉場 |
12月6日(金)、全国家電会館にて、「ハイブリッドアジャイルの実践」セミナーを開催しました。
多数のご来場有り難うございました。
下記、当日のレポートと講演資料を公開します。セミナーの復習やシステム導入の検討・比較等にご活用ください。
資料のダウンロードはこちら>>
「欧米流アジャイル開発導入の問題点と克服方法」(PDF)
株式会社テクノロジックアート 長瀬 嘉秀
株式会社テクノロジックアート
代表取締役
長瀬 嘉秀
1986年,東京理科大学理学部応用数学科卒業。朝日新聞社を経て,1989年,株式会社テクノロジックアートを設立。OSF(OPEN Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとしてDCE(Distributed Computing Environment)関連のオープンシステムの推進を行う。OSF日本ベンダ協議会DCE技術検討委員会の主査を務める。現在,株式会社テクノロジックアート代表取締役。UML Profile for EDOCの共同提案者,ISO/IECJTC1 SC32/WG2委員,UMLモデリング推進協議会(UMTP)監査役。明星大学情報学部講師。元中国浙江大学客員教授。
株式会社日立ソリューションズ
社会システム第2本部
グループマネジャー(Group Manager)
奈加 健次 氏
自社パッケージ製品の開発を経て、2009年から「エンタープライズシステム開発」でのアプリケーション基盤・開発プロセス整備・標準化に従事しています。アジャイルプロセスでは、ファシリテーター・ITアーキテクトを経験し、現在自社でのアジャイルマスターの育成に携わっています。
著書: 『ハイブリッドアジャイルの実践』 リックテレコム(2013年)
株式会社日立ソリューションズ
社会システム第2本部
主任技師(Senior Engineer)
和田 良 氏
自社パッケージ製品の開発等を経て、現在は公共系の業務システム開発に従事しています。近年はWebアプリケーションの開発案件において、業務アプリケーションフレームワーク、開発標準化やシステムアーキテクチャ構築を中心に行っています。
著書: 『常時結合によるシステム開発効率化ガイド』 技術評論社(2012年)
株式会社テクノロジックアート 営業部
TEL:03-5413-3788
FAX:03-3470-3299
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