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イベント

Agile Conference tokyo 2009 終了のご報告

2009年12月22日
株式会社テクノロジックアート

2009年12月8日(火)に、コクヨホールにて「Agile Conference tokyo 2009」を開催いたしました。
当日は晴天に恵まれ、大盛況の中終了いたしました。
沢山の方にお越し頂き、誠にありがとうございました。

今回のセミナーでは、アジャイルの最新動向や実際のアジャイル開発について、事例を交えて具体的にご紹介いたしました。
12:30 の開場を前に、ホール前には長蛇の列ができており、改めてアジャイル開発についての関心の高さを実感させられました。

プログラム
受付の様子

基調講演

ThoughtWorks北京 ジェネラルマネージャ Xiao Guo氏
基調講演の様子

まずは、ThoughtWorks北京 ジェネラルマネージャーの Xiao Guo氏による講演で、セミナーの幕が明けました。大規模なプロジェクトに焦点を当て、事例をもとに具体的なアジャイル開発の導入方法についてご紹介頂きました。日本国内では開発者数が、百人・数千人といった大規模なアジャイル開発の事例は、ほとんどありません。それだけに、本講演は非常に有益なものだったと感じております。

マイクロソフトセッション

マイクロソフトセッションの様子
マイクロソフト 長沢氏

次に、マイクロソフト 長沢氏によるアジャイル開発の取り組みと、VisualStudio2010 のご紹介がありました。マイクロソフトも VisualStudio 開発部門が率先してアジャイル開発に取り組んでいるとのことで、自ら実践したアジャイル開発のノウハウを製品造りに活かしているそうです。.NETフレームワーク上の開発に限らず、幅広い局面での採用が期待され、要注目のツールです。

IBM セッション

日本IBM 玉川氏
IBM セッションの様子

次に、日本IBM玉川氏による RTC (Rational Team Concert) のご紹介がありました。
総花的なツールの各機能の紹介ではなく、リアルタイムコラボレーションの体感にスポットを当てて、目の前で分散開発のデモンストレーションが行われました。
遠隔地にいる方と、音声チャットツールで連絡を取り合いながら、統合リポジトリを通じて情報を連携しあう様子は非常に興味深いものでした。

日立製作所

日立製作所 事例紹介の様子
日立製作所 山中氏

日立製作所からは山中氏による、アジャイル開発手法を適用したオフショアでの分散開発の事例をご紹介頂きました。オフショアアジャイルを実践する中で収集した生のデータを整理して、その特徴と傾向を分析されています。様々なデータの報告がありましたが、測定のコストを加味しても、国内でウォーターフォール式の開発を進める場合と比べても、なんら遜色の無い品質が提供できているという点は大きな成果であると思います。

ThoughtWork社トークセッション,Q&A

弊社 長瀬
アジャイル開発QIMP研究会 紹介の様子

はじめに弊社代表取締役社長 長瀬より、現在取り組んでいるアジャイル開発QIMP研究会について紹介させて頂きました。この研究会は、大規模アジャイルプロジェクトにおける、課題に対する対応策、考え方を検討するという目的で行われ、2009年10月~2010年3月で開催を予定しております。

トークセッションの様子
Xiao Guo氏

最後に、弊社長瀬とXiao氏とのトークセッションがQ&A形式で行われ、本セミナーに参加された方々からも多くのご質問を頂きました。Xiao氏は、どの質問に対しても、丁寧に回答されているのが、とても印象的でした。質問内容も広範囲に及んだことにより、Xiao氏のアジャイルに関する深い知見を直接感じられる場となり、有意義なセッションであったと思います。

会場の様子1
会場の様子2

会場は、最後まで多くの人に埋め尽くされており、ご来場いただきました皆様には、重ねてお礼申し上げます。
今日の日本では、ウォーターフォール型の開発方法が浸透しておりますが、このイベントで、「これからアジャイル開発に取り組みたい」という生の声を聞き、アジャイル開発に対する注目度の高さを、改めて感じさせられました。
弊社では、今後もアジャイル開発に積極的に取り組み、この様な場を通じて様々な情報発信・収集を継続していきたいと思います。

各スポンサーブース

ブースの様子

ブースの様子

PEARSON

PEARSON

日本IBM

日本IBM

O'REILLY

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O'REILLY

O'REILLY

技術評論社

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