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イベント

「エクストリーム・プログラミング&アジャイル開発プロセスセミナー」

2002年09月10日

2002年9月9日、10日、大手町サンケイプラザにて、「エクストリーム・プログラミング&アジャイル開発プロセスセミナー」を、去年に引き続きXP提唱者ケント・ベック氏と初来日となったクリスタル手法提唱者アリスター・コーバーン氏を招待して開催しました。

ケント・ベック氏は「看板方式とソフトウェア開発」(Lean Software Development)と題して、ソフトウェア開発における大量生産型(マスプロダクション)アプローチからリーンプロダクションへのシフトの重要性について講演を行い、「テスト駆動開発」(Test Driven Development)ではXPのキープラクティスの1つであるテスト駆動型の開発方法を実演をまじえて行いました。

アリスター・コーバーン氏は「アジャイル開発方法論への流れ」(Agile Software Development Part1~Understanding Agility~)と題して、「アジャイル開発」を理解する上で重要な要素、テクニックを体感するためのエクササイズを盛り込んだ講演を行うほか、「アジャイル・ソフトウェア開発概要」(Agile Software Development Part2)では、ソフトウェア開発は創作とコミュニケーションの「協調ゲーム」であるとしてゲームを行う上で注意する点、効果的な方法についての講演を行いました。

また、東京大学 合原教授は「複雑さと情報処理」について、メタボリックス山田氏は「さまざまなアジャイル開発プロセスとその適用」についての講演を行い、「アジャイル開発プロセス」をテーマにした日本で初めての本格的なセミナーにふさわしい充実した内容のイベントとなりました。